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悪女について

評価:
有吉 佐和子
新潮社
3年ぶりくらいに、3回目。
4年前に初めて読んで、その内容の面白さ、構成の斬新さとそれを描ききった作者の筆力に感動して、読書のよろこびや楽しみってものに心がうち震えたのを覚えてる。映画や漫画でならすばらしい作品にはちょこちょこ出会ってるけれど、こういう「小説」としか呼べない小説はほとんど読んでなかったことに、はたちをいくつも過ぎてから気づかされた。
私小説ではないし、ストーリーを追っていく推理小説でも人情ものでもない。そしてこれは、ひとつひとつの短編を読んだらたいして面白くはない、けれどひとつ読むと他の話を読まずにはいられなくなる、そして順番に読んでいっても順不同に読んでいってもやはり自分のなかに謎は残る、そういう紛れもない長編で、でもやはり短編連作だ。
これが週刊連載されていたって、すごすぎる。ヒカルの碁なみの衝撃。
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春樹を読みました 。

スプートニクの恋人。日曜に読み始めて水曜に読み終わるって、そんな。
すみれのフロッピーまでは一気に読んだんだけど、その先はあまり興味をひかれずに、通勤中にやる気なく読みました。出社時間早めたら電車のなかで本が読めるよ。
で、今読み終わったのですが、私にはこの終息はあまりにも急で、ちょっと待って!みたいな。何が言いたかったのか飲み込めてない。味わう余韻すらつかめてない。
大学入学したばかりの春に友達から春樹を薦められて、初めてなら…とノルウェイの森を貸してもらったんだよね。久しぶりに読書の苦しみを味わわせてもらって、今でも思い出すとほんとに「苦い」って言葉がぴったりくる記憶です。苦しかった。全然わかんなかったもん。今でもわからない。読み進めるのがあんなに辛かった読書は他にないわ。借りた手前最後まで読み通したからだけど。
今回はそんな苦しみとは無縁だったし、ラスト以外、夏の描写まではついていけたけど、最後の最後だけ、ちょっと待って!とゆうかんじ。時間おいたらわかるのかな。このラストのわからなさはMONSTER(浦沢直樹)読んだときと同じかも。
ちなみに、大学3年の時に暇を持て余して友人宅でイン・ザ・ミソスープを読んで以来、龍が好きです。その後かぎりなく透明に近いブルー読んだだけだけど。題材や世界観は春樹のほうが好きなんだけど、龍の文章はすごいと思った。無駄がなくて綺麗で継ぎ目がなくて、途中で止める場所を見つけられない。
春樹はストーリーが気になって先に進んじゃうかんじ。

次は何を読もうかなー。